性病(性感染症)の種類と症状

1.クラミジア  2.トリコモナス感染症  3.カンジタ  4.コンジローム  5.毛じらみ  6.B型肝炎  7.HIV  8.梅毒  9.淋病  10.性器ヘルペス

1.クラミジア

男性:尿道から透明な膿が出る尿の排出時に尿道がチクチク痛む。

女性:おりものが多くなる。痛みは無い。自覚症状があまりない。

喉に感染すると喉が痛くなり痰が増えたりするが、無症状の場合もある。

2.トリコモナス感染症

男性:ほぼ無症状。
たまに尿道にかゆみ、排尿・射精時に軽い痛みを伴うこともあり。

女性:膣炎、子宮頸肝炎・尿道炎の症状。
悪臭を伴う泡だったおりもの。
セックス、排尿時の不快感・性器のかゆみ・痛み・灼熱感。

3.カンジタ(カンジダ)

男性:包茎の人には比較的なりやすい。
亀頭から出るカウパー液の異常。

女性:白いドロっとした、もしくはかたまり状のおりものが出る。
膣口・陰唇などの炎症。

もともと性器周辺やその他の体表に存在している常在菌。
健康な人体は免疫により過度の増殖を防いでいるが、体調の悪化などで免疫力が落ちると繁殖して感染を起こすことがある。

4.コンジローム

およそ1~2ヶ月おいて発症する。
性器に先の尖ったイボができる。
痛みもかゆみもないが1つできると急速に増えていく。
感染しても無症状のまま、約1年ほどで自己の免疫力によって自然治癒する場合がある。

5.毛じらみ

吸血昆虫でフック状のカギ爪を持ち陰毛に身体を固定し皮膚から吸血します。
吸血した皮膚より出血して下着に血痕が点々と付着するので、血尿と勘違いする場合がある。
症状としてはひどいかゆみを伴いますが、毛じらみと発覚したらすぐに皮膚科か毛じらみに効く入浴剤・薬で対処しましょう。

6.B型肝炎

一定期間をおいて急性肝炎による発熱・黄疸・嘔吐感・倦怠感を伴う。
全く症状が出ない場合もある。
一過性肝炎を経て慢性肝炎に至る場合がある。

7.HIV

初期は2~3週間程度で発熱・リンパ節膨張・のどの炎症・倦怠感・発疹・筋肉痛・関節痛・下痢などの風邪によく似た症状。
ただし、この自覚症状は感染者のわずか数%程度に見られる症状なので注意が必要。
初期症状のあとは、日常かかる軽い病気になっても、免疫能が低下していないので、普通の人のように治ります。
この期間は人によって10年以上にわたります

8.梅毒

第1期:~3ヶ月
リンパ節の腫れ。時間とともに消える。

第2期:~3年
リンパ節の腫れ以外に発熱、倦怠感。

前期潜伏期:2年~3年は、第2期を再発する場合がある。
後期潜伏期:数年から数十年経過する場合もあるが、この期間は感染力を持たない。

第3期:~10年
全身にかたいシコリができる。

第4期:~10年以上
腫瘍ができ麻痺し、いずれ死亡。

9.淋病(りんびょう)

男性:排尿・勃起時に激しい痛みを伴う。
黄色っぽい膿がでる。場合によっては無症状に経過することもある。

女性:無症状。症状があっても、膀胱炎や膣炎と診断されることがある。
放置するとお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性がある。

10.性器ヘルペス

2~10日おいて発症。
性器に発疹や水ぶくれができ、痛みと神経痛を伴う。
また、患部近くの神経麻痺を起こす可能性があり、排尿障害や排便障害などの機能障害を来たすことがある。
ほどなくして治るが、疲れているときや免疫力が低下しているときに再発する可能性がある。
完治薬はまだ出来てはいない。